2016.09.09

子育てがツライ時、カウントダウン法という救い。そこで気づく仏教の教え

怒りを通り越し、もはや自分の感情が何者かがわからない状態

育児をしていると、何度となく経験があります。

トイレの壁に飛び散ったおしっこ。と満面の笑みの息子。
明らかに持てない大きさのお茶のボトルを持ち、「やめなさい!」という声を無視しコップにお茶を注ごうとする息子、、。
その後、水浸しの机の上でジョホールバルの歓喜。

ほんの一つ、そんなアクシデントが起こるのなら
こちらもイライラしないのですが、
一度や二度でなく何度も、、、、そしてどんな状況下であってもそれが起こる。

時に「コラーー!!!ぬおおおーーー!」という
怒りと断末魔の混ざったような声を上げる僕の姿がそこに。
もう。怒りを抑えるのに必死。

育児をしているとこんな経験「あるある」だと思います。

 
もう、これツライわ。。
いや、マジでツライわ。。。。
なんかいい方法はないものだろうかと思い
google先生で検索してみました。

そしたら、たまたま見つけたのが、
「カウントダウン法」

見つけたのは芸人の「くわばたりえ」さんのこの記事

http://ameblo.jp/kuwabata0324/entry-11387379349.html

この記事に書かれてるカウントダウン法。

日菜あこさん
『子供と一緒に居る時間って決まってるじゃないですか
大人になったら絶対離れて行っちゃうわけじゃないですか
だから
1日過ごしたら1日減ってるって思うようにしてるんですよ

そしたらイラッと来た時も

あとこの子と 二人でどれだけ一緒に居られるんだろう?と思ったら
すごく切なくなって
イラッて気持ちよりも 今の時間を大切にしたいと思えるようになったんですよ』

そうです!
まさにその通り!

本当、「ハッ、、、!」としました。
心が楽になりました。

わたしたちは今一瞬一瞬を生きている。
過ぎいく時は二度と戻ってこない。

最近、10年ぶりに再会した知人がいます。
最後に会った彼は
当時、4歳の小さな娘を連れていました。

再会した、彼が見せてくれたのは
中学生となり、妹と弟の面倒をみる頼もしいお姉ちゃんとなった彼女の写真でした。

僕は、思わず
「デカ!!!え、もうこんなに(大きく)!!?」
と言ってしまいましたが 笑

10年なんて、思えばあっという間です。

あと10年もすれば息子は中学生。

僕が中学生の時、
おしっこなんて壁に飛ばさなかったし、
お茶のボトルだって簡単に持てた。

そこにいる子供の姿は今の一瞬だけ。
今、僕の怒りを最大限に引き出してくれる?笑
いや、言い換えると、
何も気をつかわず、何も考えず
素の自分のままに行動する子供の姿を何年見れるのだろう。

仏教に
一切皆苦」という言葉があります。
これは、
「人生においてすべての存在も経験も現象も自分の思い通りにならない」
ということです。

そして、「諸行無常
これは、
「この世のすべてのものは変化をつづけていく。不変のものはない。」
ということです。

わたしたち人間は、
「生老病死」という絶対に避けられない苦しみがあります。

自分だって、子供だって、すべてのものは生じて、変化して、やがて滅していくというのに、
わたしたちは「自分」に囚われる。
今、その貴重な変化の中、刹那の中にいるという事を忘れて。


あと何度、子供と一緒にお風呂はいる?
あと何度、子供を抱っこする?
あと何度、子供と一緒に寝る?
あと何度、子供と桜を見れる?

人生は、諸行無常であり、一切皆苦であります。
わたしは贅沢な時間を過ごしていたのかもしれません。

カウントダウン法という教えから
仏教の本質を身をもって深く学んだ気がします。

  • この記事をシェア