2018.08.10

2018お盆 立山曼茶羅絵解き&内覧会を行います

先日、当HPの「お知らせ」上にてご案内させて頂きましたが、
今年2018年のお盆は大徳寺にて「立山曼茶羅の絵解き」を開催いたします。

大徳寺での絵解きについて、毎年、お問合せを頂く事も多かったのですが、、
(お問合せ頂いた皆様すみませんでした。ようやく)
「2018/8/15(水)13:00〜 立山曼茶羅絵解き」を
開催させて頂きます。

そしてまた、当寺には、
大正天皇の斎場の建物に使われていた材木(御用材)を55代目住職が宮内庁より賜り、
それを使って建立した「特賜殿(とくしでん)」という建物がございます。

この「特賜殿」は、建立から時が経っていた事もあり、
昨年から改修の準備を進め、
今年7月末に改修工事が完了しました。

この改修により「特賜殿」は、
当寺 先代住職の願いであった「納骨と参拝のできる空間」となります。

「納骨」また「お骨」というと、
私自身、昔は怖いイメージがありました。

また、お墓というのは、怖い場所という、
当たり前のようなイメージがあります。

しかし、本当にそうなんでしょうか。
私も歳を重ね、身近な方が何人か亡くなられた今、
悩んだ時に「お骨をそばにして、または、故人を思い出しては、安心できている自分」がいたり、
「お骨をそばにして、または、故人を思い出しては、何か背中を押されている気分になっている自分」がいる事に気付きました。

墓や本堂、仏壇にて手を合わせる(お参りをする)ことによって
どこか故人に見守られているような、安心するような、そしてお参りしたそこが落ち着く場となる気がします。
私の法話でも、亡くなられた方をとおして、
いのちというモノを身近に感じ、そして、今の自分を見つめ直すという事をお話しさせて頂いており、
それは浄土真宗において大事にしている事の一つだと私は頂いております。

またそれだけでなく、「お骨は怖いイメージなんてなく、
ただ、安心できる・手を合わせたい存在だ。」と、
そう言われておられるご門徒さんもたくさんおられた事もあり
今回の「特賜殿」の改修にあたり、
この故人・お骨に対しての思い&気持ちを一番大切にした空間を創りたいと思いました。

「大切な故人を思って、お参りしたいんだという事。」
「大切な故人を思って、ゆっくりとした時間を過ごしたいという事。」
「お骨のそば・仏様のもとで、カフェのように、ゆっくりお茶やコーヒーだって飲めるようにしたい。」
「ご遺族の皆さんがここに集まりお茶を飲んでいると、そこに新たなご縁が生まれるかもしれない。
もし、そのご縁が深くなれば、故人から頂いたご縁に気づけるかもしれない事。」

そのコンセプトを持ちながらも、
素人の私がなかなかそのような空間を作れるはずもなく、難航しておりましたら、
そんな時に、富山市民プラザ「チリングスタイル」O氏から ご縁を頂きまして、
「TOYAMAキラリ」の設計を担当された斎田さん・本瀬さん(サモアーキ)さんをご紹介頂きました。

斎田さん・本瀬さんに、わたしのこの思いを受け取って頂き、
私の頭の中にあったイメージを超える、それ以上の空間を設計して頂きまして、
改修工事に着工しました。

一般的に、永代供養墓というと、「暗い」「寂しい」「味気ない」ようなイメージをお持ちの方も
多いかもしれませんが、
大徳寺の「特賜殿」はそのようなイメージを払拭したく、
設計士さん、工務店さん、大工さん、建具屋さん、電気屋さん、畳屋さんの
富山の匠の職人さん皆で共に創り上げた「温もりある参拝の場」です。

この度の立山曼茶羅絵解きにあわせ、
内覧会も実施しますので「絵解き&内覧会」に是非ご来寺ください。

【追伸】
当寺「除夜のカレー」でおなじみの京都「フジヤマプリン」さんの出張店舗も期間限定でオープンします。
(※カレーはありません。)

プリンやケーキ、ドリンクなどの販売も行われますので、
皆様是非おこしください。

 

【2018年 大徳寺 立山曼茶羅絵解き&特賜殿 内覧会 詳細】

■2018/8/14(火)
14:00〜18:00  特賜殿 内覧会&フジヤマプリン出店販売

■2018/8/15(水)
10:00〜17:00  特賜殿 内覧会&フジヤマプリン出店販売
13:00〜  立山曼茶羅絵解き

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