2017.03.08
あの日から六年、今でも今を生きている
この度、更新したweb版お寺の掲示板は
アンジェラ・アキさん「手紙 〜拝啓十五の君へ」をピックアップしています。
2011年3月11日。
日本だけでなく世界中が「大きな悲しみ」と「大自然への恐怖」と「人間の無力さ」と「人と人との繋がりの大切さ」を感じた日。
誰もが忘れる事がない日から六年。
あの日、多くの尊い いのちが奪われ、
世の中が悲しみと絶望に包まれていました。
「生きる」という事の意味を完全に見失い、
音楽の力も届かぬ中で、それでもしきりに流れていた曲の一つ。
歌詞の中の
いつの時代も 悲しみを避けては通れないけれど 笑顔を見せて 今を生きていこう 今を生きていこう
ここに大切なメッセージを感じます。
「今を生きている」という事は、なんなのでしょうか。
多くの方がなくなった中でも、私は「今を生きている」
人生に悩み苦しみながらも「今を生きている」
嬉しい事があればニコニコしながら「今を生きている」
後悔を繰り返しながらも「今を生きている」
「今」は多くの方がなんとしてでも生きたかった「今」
突然に失われた多くの尊い いのち を悼む気持ちは忘れてはいけません、
そして「今」の私たちは、その多くの尊い いのち のご縁を頂いた中で「今を生きている」。
六年前のあの日、大きな悲しみとともに、大きな問いも頂いたのだと思います。
2017年3月11日(土)に東日本大震災から七回忌を迎えます。
地域の方からの声も頂き、大徳寺でも「追悼の鐘」をならしたいと思います。
震災で亡くなられた多くの尊い いのち を追悼し、
また、その多くの いのち とのご縁の中で「今生きている」自分自身と向き合うため、
お越し頂いた皆様に鐘をついて頂きます。
ぜひ、お参りください。
「追悼の鐘 -東日本大震災から七回忌 今いのちと向き合う-」
日時:2017年三月11日(土) 14:00〜
会場:慈興院大徳寺 本堂 (富山県魚津市持光寺)
※まず本堂にて皆様と「正信偈」をおつとめいたします。
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